社長の右腕になる人の特徴は?経営を担う優秀な人物の育て方も紹介

売れる仕組み
2023年02月07日 by 川田 新平

目次

会社を経営する上で、社長と同じくらい重要な役割を担っているのが「社長の右腕」となる人物ではないでしょうか。

数々の企業を見ていると、このポジションの人材が信頼できる人物か否かで、会社の経営が左右されることが多いです。

また、社長がいつまでも細かい業務の責任者として立ち続けるのか、会社の経営に力を入れるようになるのかは「社長の右腕」を作ることができたかどうかで変わってきます。

今回は、そんな会社経営から社長の業務内容まで左右する「社長の右腕」になる人物について、特徴や育成方法を解説します。

「右腕として信頼できる人物を育てて実務を一任したい」と考えている方はもちろん、「社長の右腕になって経営を支えたい」という方もぜひ参考にしてみてくださいね。

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社長の右腕とは?企業規模や経営スタイル別の特徴・役割

「社長の右腕」とひとことにいっても、パターンはさまざま。

会社規模(大企業・中堅企業・ベンチャー企業など)や経営のスタイル(トップダウン型・合議型など)によって、社長の右腕になる人の特徴や役割は異なることが多いです。

例えば、従業員が5,000人近く、もしくはそれ以上いる企業かつ合議型の企業では、どちらかというと社長の右腕の決定権はそう大きくないでしょう。

大企業かつ合議型の企業の場合は、社運をかけた決定事項は経営メンバー全員もしくは現場メンバーも含めた大人数で行うことが多いためです。

自分や経営状況を客観視でき、何事もフラットに評価できる人物であるケースが多いです。

一方、従業員数が少ないベンチャー企業かつトップダウン型の企業では、大きな決定権を持ちながらも社長の意思を尊重しながら経営を進める機会が多くなります。

社長の判断を受け入れつつも、経営の状況を正しく把握できる人物が向いているでしょう。

社長の右腕になる人の5つの特徴

では、社長の右腕になる人とは具体的にどのような人物なのでしょうか。

会社の規模や経営スタイルに関わらず、社長の右腕として活躍しやすい人物の特徴を5つ紹介していきます。

①目標に対して愚直にやり続けられる人

まずは、「決めたことを愚直にやり続ける人物」です。

目標に対して行動をして、その結果に対して「なんで上手くいったのだろう?」「なぜ失敗したのだろう?」など、「なんでなんで」を繰り返して研究し、行動を深化させていける人こそ「社長の右腕」として適任だといえるでしょう。

反対に愚直さがない人物は、時流や時期が悪いとき、真の原因を究明しようとせず、周囲に責任を転嫁してしまいがち。

経営の調子がいいときは問題がなくても、業績悪化時やピンチのときに頼りになりません。

どんなに難しくても今期・中期の目標をあきらめず、業績を上げるための行動を一つ一つ精査してブレずに愚直にやり切る人材こそ、短期・長期で会社を救ってくれます

②経営理念やミッションへの理解力が高い

企業を運営したり、組織の指針・方向性を示したりするうえで、経営理念やミッション、ビジョンは重要な役割を担っています。

そのため、経営理念やミッションへの理解力が低いと、社長の右腕としては活躍できないでしょう。

ミッションを理解していると、日々の業務を会社の目標・目的に落とし込むことができます。

社長との会話のスピードも早く、「社長が理想としている経営」から大きく離れてしまうことは少ないでしょう。

安心して仕事を任せることができるため、社長は経営の仕事に専念できるようになります。

③KPIに基づいた戦術に納得感がある

社長の右腕になって活躍するには、KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)に基づいた戦術に納得感があります。

会社の年間目標に対して細かな数値を用いて改善・挽回計画を繰り返し、計画を達成させるためには新たな策を次々に打っていく必要があります。

その際に、行動ばかりに目を向けずKPIを疎かにしない人物こそ、経営に向いているでしょう。

「対策の聞こえはいいけど、目標達成に直結していないのでは?」

「今月の対策なはずなのに、効果が出るのが数か月後では?」

「対策の行動量と結果が数値化されていないから判断が出来ない」

など、どんな戦術もKPIに基づいて考えられる能力が必要です。

また、数値に基づいた行動・得られる結果を論理的に説明ができれば、「現状が苦しくても任せてみよう!」という気持ちになります。

KPIに基づいた目標達成のポイントについては、こちらもコラムもご参考ください。

KGI・KPI・KDIの違いとは?目標達成のために設定すべき指標

④物事をフラットに見られる

社長の右腕になる人物は、何事もフラットに俯瞰できる能力があることが望ましいといわれています。

例えば、従業員に対して偏見や決めつけを持たず、平等に評価できることなどが挙げられます。

過去の成功体験・失敗体験に縛られず、毎回新しい気持ちで仕事に向き合う力も重要です。

また、他人の評価や仕事への姿勢だけでなく、自己評価に関してもフラットでいられる、という点も大切。

自分の感情ではなく結果や数字をもとに自分を評価できる人物であれば、会社の状況に関わらず、常に客観的な目線で物事を考えられます。

⑤敵を作らず誰にでも平等に接することができる

社長の右腕として経営の一部を担い、企業を安定に導くためには、敵を作らずに誰とでも良好な人間関係を築く能力も必要です。

先入観や偏見を捨てて誰にでも平等に接することは、簡単なことではありません。

だからこそ、特定の派閥に属さず人間関係においてもフラットに接することができる人物は、社長の右腕にふさわしいといえます。

また、良好な人間関係を構築するためには、相手の真意をいち早く汲み取る「傾聴力」「コミュニケーション能力」、社長を含む他のメンバーの考えていることを理解する「他者理解力」も必要でしょう。

社長の右腕になる人物に「相性の良さ」や「機嫌を取る力」は必要?

よく、「出世するためには上司との相性が重要」「経営陣のご機嫌を取るのが上手い人ほど上り詰められる」なんて話を聞きます。

しかし、社長の右腕になる人物においては、社長との相性や機嫌を取る力は必要ありません。

実際、相性やゴマすり力で経営メンバーに選ばれてしまうと、社長の言いなりになってしまったり、他のメンバーから信頼されにくかったりすることがあります。

もちろんある程度の相性も重要ですが、長期的に見るとこれらに縛られない人物のほうが、「社長の右腕」にふさわしい人物といえるでしょう。

社長の右腕になる人は新たな社長の右腕になる人を生み出す

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「社長の右腕」は自身でミッションの重要性を理解しているため、部下とのコミュニケーションもミッションをベースにしたものになります。

つまり、今やっている仕事や業務改善をする場合に「自分たちのミッションに基づいているか」、新たな事業をスタートするときに「会社の方向性に沿っているか」など、自然と会社のなりたい像について考え、行動することが多いです。

社長の右腕の下で仕事をしてきた人材は、普段からミッションに基づいた行動を徹底されています。

そのため、将来その人物が部下を持ったときには、新たな事業を行う際に任せられる「社長の右腕」に育っているでしょう。

「社長の右腕が新たな社長の右腕を生み出す」仕組みが完成すると、自然と会社は理想の方向へ成長し、どんどん大きくなっていきます。

社長の右腕になる人の作り方・育成方法

社長の右腕になる人物は、愚直で理解力があり、なおかつ物事をフラットに見る力や良好な人間関係を築ける人間が理想的だと思います。

ただし、そういった素質を持っている人でも、しっかりと育成していかないと、会社経営や事業部を安心して任せられる人材には育っていきません。

理想の「社長の右腕」を育成するためには、もともとの素質に加え、社長の意識も重要だということです。

社長がすべての業務に口出しをしてしまうと、部下は自分で考えることや、成長する機会を失ってしまいます。

社長の右腕を育てるためには、思い切って社長が今やっている業務を「社長の右腕」候補に渡しましょう。

はじめは年間の業績計画やスタッフの育成を任せつつ、育ってきたら大きな裁量を与え、3年、5年後のビジョンを話し合うような関係性を作ります。

すると本人にも「右腕としての自覚」が芽生えてきて、自ら会社のことを考えて仕事をするようになります。

ここまでついてきてくれる人物なら自責思考が強く、会社の業績や将来のことを思ってくれる人材に育っていくでしょう。

社長の右腕を育てる方法については下記コラムでも紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

経営者の右腕を生み出す方法

経営者の右腕を育てる仕事の「任せ方」

営業部長の役割や仕事とは?経営者の右腕に求められる能力や考え方

社長の右腕になる人物を育成して会社を成長させよう

市場や世界情勢に関わらず、成長し続ける会社は「社長の右腕」がしっかり育っています。

優秀な「社長の右腕」がいれば、社長は自分の仕事をどんどん任せられ、経営の仕事に集中できるようになります。

社長の右腕に適任なのは、目標達成に向かって進む愚直さがあり、理解力が高く会社のミッションが腹落ちしていて、決して他人のせいにせず、誰よりも会社のことを思っているのではないかと疑うくらい自責思考が強い人材

また、物事をフラットに俯瞰できる力や敵を作らず誰にでも平等に接することのできる素質も重要です。

ただし、「社長の右腕」を育てるためには、素質だけでなく「社長の意識」も重要。

優秀な人材を育成するには、部下にどんどん仕事を渡して成長する機会を与えましょう。

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