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こんにちは、ジョンソンホームズの川田です。
会社を良くしたり、スタッフや経営者の所得を向上させていくためには業績を伸ばしていくことが重要です。
業績を伸ばすために毎年会社を大きくしていく必要がありますが、社長一人で頑張るのには限界があり一緒に働いているスタッフの協力が必須です。
しかし、経営者と社員の間で同じベクトルで行動出来ている企業は少ないでしょう。
今回は、業績向上の取組みをしていく上で経営者と社員の間に出来る溝の原因と、業績と所得の向上を両立させる「目的共有術」についてお話しします。
業績向上にはスタッフの協力が不可欠
業績を伸ばしていくうえで、社長が一人で頑張るというのには早々に限界が来ます。
しかし、スタッフとの間に溝が出来ていると互いに協力して業績向上に向かうことが難しくなるでしょう。
業績向上を目指すときの双方の思惑
■経営者の考え
- 給与や福利厚生を増やせる
- 採用を増やして業務の軽減が出来る
- 業務効率化のシステムが導入できる
■スタッフの考え
- 業務が増えて忙しくなるのは嫌だ
- 目標数字が増えるのが大変だ
- 本当に所得が増えるのか疑問
なぜこのようにベクトルがずれ、互いに溝が生まれてしまうのでしょうか。
それは、目的共有が十分にされていないことが原因です。
経営者が常日頃経営の課題を認識している一方で、スタッフは目の前の業務やお客様へ意識が向きがちです。
そのため、経営者が発信する経営改善策を「急だな...」と感じてしまい、ついていけなくなり反発が起こります。
スタッフから急な提案と感じられないよう、快く協力をしてもらうためには業務改善の目的を十分に共有することが重要です。
業績と所得の向上を両立させる「目的共有術」
業績を上げるためにはスタッフの協力は必要不可欠です。
同じくスタッフ側も所得の向上や休日を増やしていくためには業務の効率化を行い、業績を上げていくことが重要です。
双方のベクトルを合わせるためには目的を共有する必要があります。
目的を明示していない、聞いていない。
ニーズを得るための会話を振っていない、言っていない。
このような状況ではいつまでたっても同じベクトルを向いて仕事をしていくことは難しいでしょう。
目的共有を行うには、以下の3点が効果的です。
目的共有の方法
- 話を聞く、伝える
- ミッション・ビジョン・パーパスなどの指針を作る
- 具体的な施策・サービスに落とし込む
話を聞く、伝える
やりたいこと(業績向上)をやるためにはまずスタッフの意見を聞くことが重要です。
社員の話を聞くことで、所得を上げたいのか、社会貢献をしたいのか、完全週休2日など、休みを充実させたいのか、みんなで社員旅行がしたいのかなどニーズを把握することが出来ます。
会社の業績が向上すると、スタッフの「なりたい姿」に近づいたりニーズが満たせることを伝えるようにしましょう。
個別面談
ジョンソンホームズでは、スタッフそれぞれの意見や思いを収集するために、月1回の個別面談を行っています。
そのなかで、自身がやりたいことや思っていること、業務の改善点などを自由に話してもらうようにしています。
やり方としては、スタッフ一人ひとりがどこでつまづいているのか、どんなことを頑張っているかを把握し、より具体的な内容についてコミュニケーションが図れるようにしましょう。
また、事前に「現状の課題」や「いま取り組んでいること」などのテーマを与えて面談に備えるよう促すとさらに効果的です。
面談後に課題の進捗状況を確認するなどフォローも忘れずに行いましょう。
オンライン朝会
コロナ禍で全社員が集まる機会がなくなり、ジョンソンホームズではオンラインを活用した朝会を月曜日と金曜日の毎週2回実施しています。
その中で、契約・着工状況や集客、平均の粗利率など現状数字の共有や、各部署の週間MVP発表を通じて、会社の方向性や理念・ビジョンをスタッフへ伝え、意識の共有を図っています。
ミッション・ビジョン・パーパスなどの指針を作る
経営者の思い描く会社の未来像と個別面談から得たスタッフのなりたい姿や思いをすり合わせて会社の方向性を示すミッションやビジョン、パーパスを作りましょう。
ミッションを定義することで、会社の「あるべき姿」が明確になります。
そうするとスタッフの普段の行動や会議の決定事項が会社の考えに沿っているかがわかりやすくなり、迷いが少なくなる効果があります。
ただし、会社としてミッションやビジョン・パーパスを作っていてもスタッフに浸透していなくては意味がありません。
上述したオンライン朝会や個別の面談を通してしつこいくらい発信するように心がけましょう。
言葉で伝える以外にも印刷して見える所に掲示するのも効果的なのでおすすめです。
具体的な施策・サービスに落とし込む
ミッションを作りこんだら、次は実際の施策に落とし込みます。
ジョンソンホームズでは「いつまでも続く、自分らしい幸せな暮らしをお届けします。」というミッションを掲げています。
家を売るだけではなく、お客様のその後の暮らしや幸せに寄与するサービスを考え、提供しています。
ライフスタイル倶楽部
さまざまなアクティビティやワークショップを通じて日々の暮らしを楽しんでもらえるよう「ライフスタイル倶楽部」という事業を行っています。
ジョンソンでお家を建てていただいたオーナー様を中心にDIY教室やフラワーポットづくり、寄せ植え、味噌づくり体験などのライフスタイルのイベントを毎週開催しています。
ジョンソンレディ
定期点検とは別に、3か月に1回程度の頻度で専門のスタッフが定期訪問するサービスを行っています。
暖房、換気システムの使用方法・お手入れの仕方から暮らしのアイデア発信、外構・ガーデニングの相談など、住んだあとの暮らしをより良く、幸せに暮らしてもらうためのお手伝いを行っています。
その他にも、インテリア・雑貨のショップ運営や飲食店を通じてジョンソンホームズでお家を買っていただいたオーナー様の住んでからの暮らしをより良くするための取り組みを日々行っています。
まとめ
業績を向上させていくためには経営者(社長)一人では限界があり、スタッフの成長や頑張りを促していく必要があります。
そのためには、経営者と社員が同じベクトルを向いて行動していくことが重要です。
スタッフの協力を得るためには話を聞き、思いを伝え、「目的の共有」を図っていきましょう。
ジョンソンパートナーズでは、自社が20年間で20棟/年から300棟/年まで成長してきた工務店経営実績と、全国50を超えるフランチャイズ加盟店舗様への経営支援ノウハウを基に、住宅フランチャイズ支援を通じて住宅会社の経営者様へ業績向上のサービスを行っております。
業績向上を目指しているのに、スタッフの理解が得られないなどの課題でお悩みの方はぜひ一度ジョンソンパートナーズへご相談ください。
また、Facebookでも日々中小企業の経営者様が抱える経営課題の解決に繋がるような発信をさせていただきます。
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