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こんにちは、ジョンソンホームズの川田です。
工務店を経営していると、コンサルティング会社をはじめ、住宅FC(フランチャイズチェーン)やVC(ボランタリーチェーン)などから、サポートや加盟へのアプローチが多々あると思います。
気になってはいるものの、どう選べばよいか分からない、そもそも頼らずに自社のことは自分たちでなんとかしようという考え方もあるでしょう。
今回は私の経験からパートナー企業の選び方について取り上げます。
なぜ外部パートナーは必要なのか
長く事業を継続されている工務店経営者の方々は、自身の強みが確立されていると思います。
得意分野を持つ一方、不得意な分野もあるのではないでしょうか。
例えば集客や業績アップに関してなど、自分が苦手な領域があるなら、私は積極的に外部の専門家を活用したほうがよいという考えです。
というのも、自分のやり方や考え方に固執しすぎて排他的になり、あらゆることを経営者一人で担うのは、会社の成長機会を奪ってしまうことになるからです。
私は自分のやり方だけでは上手くいかないだろうと、意図的に思うようにしています。
外部の専門家からは、自社内にはない知見やノウハウを得ることができます。
経営トップには、耳の痛いことを言ってくれる人がいないため、その意味でも外部の専門家の意見を聞くことは、気づきや発見につながるなど、プラス要素になることが多いのです。
パートナー企業の選び方
パートナー企業をどう選ぶかについてですが、私は、思想の方向性が似通っていること、また、その分野にかける情熱を重視しています。
さらにいうと、自社に欠けている部分を指摘してくれ、成功・成長のために何が必要かを掘り下げて提案してくれるなど、深いところでお付き合いできるかどうかが大事だと考えます。
例えば商品・サービスのパッケージを買ったとして、買った後は頑張って使いこなしてくださいというだけでは、困った場面で助けてもらえるのか?
あまりよきパートナーにはならないだろうと思っています。
情熱のあるパートナー企業
ジョンソンホームズを事例にお話しします。
当社では家具・インテリアの「ACTUS(アクタス)」のパートナーショップとして、快適な暮らしを提案するトータルインテリアショップ「inZONE with ACTUS(インゾーネウィズアクタス)」を運営しています。
アクタスの皆さんからは、インテリアに対する情熱が溢れんばかりに伝わってきます。
そして、私たち以上に当社のことを考えてくださり、パートナーショップに成功してもらおうとする熱意を感じるのです。
その真摯な姿勢と熱さに私は引き込まれています。
実は、アクタスさんのパートナーショップとしての体験は、住宅FC(フランチャイズ)・ジョンソンパートナーズを運営するうえで、私たちもそうありたいという思いにつながっているのです。
住宅FCとして自社の利益拡大を図らなければ、ということはありますが、それよりもまず、全加盟店さんに儲かる幸せな工務店になってもらいたいと、深く入り込んだ親身の支援を行っています。
自分たち以上に自社のことを考えてくれそうか、自社にはないものを与えてもらえそうか。パートナー企業を選ぶときには、こうした点も含めて検討してみてはどうでしょうか。
パートナー企業事例3選
ジョンソンパートナーズでは、全国50店舗を超えるフランチャイズ加盟店様とともに、住宅会社として「全国に幸せな暮らしをする家族を増やす。」取組みを行っております。
1.旭川No.1工務店の地域密着スタイルとマルチブランド展開
株式会社石山工務店 様
- https://www.1480.jp/
- インターデコハウス旭川(2003年加盟)
- COZY旭川(2011年加盟)
- ナチュリエ旭川(2018年加盟)
FCに加盟した経緯・エピソード
当時1つの商品で30棟程の実績であり、更に業績を伸ばすために「自社では商品展開が出来ないような新しいコンセプトデザインの商品を展開したい」と思い、複数の住宅フランチャイズから説明を受けていました。
その中で、21年前のLIXIL代理店時代から付き合いのあった山地社長の繋がりで、インターデコハウスの説明を受けました。
その当時の担当者からの「全体シェアの20%に響く尖った商品をたくさん持ったところが勝ちですよ」という言葉に「インターデコハウスは旭川ではまだない輸入住宅で、10人の内2人は良いという商品なのではないか」と共感しました。
また、説明に来た方々の中で一番熱意が感じられたことも加盟した理由の1つです。
加盟を決めてからは、インターデコハウスを売りたいという人を募集、専任者として配置して展開していきました。
2.ジョンソンのビジネスモデルを参考に。
- 株式会社エクセレントホーム 様
- https://excellent-niigata.com/
- インターデコハウス新潟(2009年加盟)
- ナチュリエ新潟(2015年加盟)
- COZY新潟店(2016年加盟)
FCに加盟した経緯・エピソード
インターデコハウスへの加盟を機に、新日本建設(1987年設立)の子会社として2009年に設立されたのが当社・エクセレントホームです。
親会社である新日本建設では他メーカーのFCに加盟し、私自身も輸入住宅の販売に携わってきました。
より高い目標に向かうため、差別化を図れる商品をと選択したのがインターデコハウス。
ブランディングされていて、標準仕様も明快。
ターゲットとする若い世代に響く商品力があると感じました。
実際に成果が出ていることからナチュリエFCにも加盟。
また、親会社でも他社FC既存1店舗をCOZY(コーズィ)に切り替えています。
まず担当する女性スタッフが、インターデコハウス、ナチュリエという商品のファンになりました。
やはり自分たち自身が好きだといえる商品だからこそ、プライドをもってお客様に提案することができる。
そこにプラス、本部から「どのように売るのか」の仕組みが入ってくることでうまくいっています。
3.地域No.1を目指す住宅会社
- 重松建設株式会社
- https://www.shigematsugroup.co.jp/
- COZY愛媛東(2015年加盟)
FCに加盟した経緯・エピソード
当時設計部の責任者 越智が大きな仕事が終わったため、少し休みを取ったらどうかという話になりました。
その際たまたまジョンソンホームズの加盟視察ツアーのDMが届いていたため、「これを目的にすれば北海道も行きやすくなるのでは?」と思い、「休息のおまけ程度で行ってみては?」と提案しました。
決して「ジョンソンパートナーズに興味があるので替わりに行ってきて欲しい。」というものではありませんでした。
しかしその後、北海道から帰ってきた越智さんから「COZY(コーズィ)とても良いです。取り組むべきです。」という話がありました。
また当時、会社として既存の事業に生産性や人材育成などの面で行き詰まりを感じており
「今までのやり方を続けると今までのまま。何か新しいことをやっていかないといけない。きっかけが欲しい。」
と考えていたため、COZY(コーズィ)を取り入れやすいタイミングでもありました。
当時は加盟金等の費用等がネックでしたが、越智さんからの「自宅をCOZY(コーズィ)で建てるので、その粗利を加盟金に充ててください。」という熱い想いに後押しされて加盟を決めました。
「何かに加盟しよう」と思って複数ある中から選んだのではなく、「COZY(コーズィ)」「北海道」「越智」「会社の時期や想い」という複数のきっかけが偶然かつ非常に良いタイミングで重なって、加盟に至りました。
その他にも、多数の実例をご用意しております。
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