参加者に最大限の効果をもたらす経営会議とは?!

楽しい会社づくり / モチベーション
2018年02月23日 by 川田 新平

目次

ジョンソンホームズの川田です。

月1回実施している当社の経営会議には、全部署からリーダーが集まります。

これまで会議の中身ややり方を模索してきましたが、その結果、今のスタイルにたどり着きました。

以前までの会議は、社員に負担を強いるものだった

以前の会議はというと、私が主体で、内容は業績に関することに集中していました。
状況の報告を受け、目標が未達成ならばその理由を追及する。

一方、詰められる側は問題の本質より、出来ない言い訳をうまく考えるようになっていく。という、ありがちなパターン。

そして何しろ「自分たちで決めた」と実感できることもないので、会議は参加メンバーにとって今さえ過ぎれば...の負担になるものだったように思います。

かく言う私自身、この経営会議は「やらなければならない」義務感からやっていました。ですので、人が集まるメリットを生かすことができていなかったのです。

組織が大きくなり、次に情報共有の場としても会議を活用しました。数字やプロジェクトの進捗などに加え、何を思って仕事をしているのか、モチベーションはどうなのかを発表してもらう。
互いを知ることで刺激を受けてもらえたらいいなあと。

けれどもこの方法では、聞いている人の参加意識が低くなりがち。さて、どうすればよいものか...。

それぞれが経営について話すことで課題は即解決。

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参加者にとって意味のある経営会議にするために、それぞれが"経営"について話し、全員が主体者になる会議を実践してみました。

以前の記事「主体性のメカニズムについてのコラム」で触れましたが、会議にはワークショップ形式を取り入れました。

経営を語ってもらうので、経営の中身はオープンに。また、全員のベクトルが同じ方向に向いていることが肝要です。


会議は全体を通して2時間半。
はじめに、業績、プロジェクトの進捗、クレーム情報、それぞれのモチベーション、採用状況、財務状況など経営に関わる情報を一気に共有します。
その後、2人1組になってワークショップという流れです。

ワークショップで私が投げかけるのは、「今期の課題ってどんなことがある?中・長期的な課題は?じゃあ解決するにはどうしたらいい?」などといったこと。
すると、課題解決の主体となる参加者同士の対話を通して、いろいろな角度からの課題や意見が挙がり、それに対する解決策が出てくるのです。
そして、出てきた「こうしたい」という意見や解決策を尊重し、その場で課題を解決していく。あるいは経営に反映させていきます。

参加者全員にとって、会議がより意味のあるものに

以前の会議終わりは、「何も変わっていないけど疲れたね」という悶々とした空気。
それが今は、みんなから「切り替えてやるぞ!」といった感じが見て取れるようになりました。

参加社員一人ひとりが頭をフル回転させ、経営視点から考え発言することで、会社を動かし良くしていくのは自分たちだという実感が持てるのだと思います。
意見が通り、課題がその場で解決に結びつくことで、充実感を持ってまた日常業務に入っていけているのではないでしょうか。

このスタイルが、ジョンソンなりのベストな経営会議かなあと思っています。そして、経営会議にもわいわい感があるのは、ウチらしくていいんじゃないかと。いつも社員にわくわくさせてもらっています。

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