会社のミッションと社員のやりがいは密接に繋がっていた

楽しい会社づくり / モチベーション
2017年10月31日 by 川田 新平

目次

ジョンソンホームズの川田です。

当社にはこの春6名の新入社員が加わり、一段とにぎやかになりました。
社員が増えていくのはうれしいことに違いはないのですが、社内はどこもかしこも密度濃すぎ!な感じです。

今回は実体験をもとに、「ミッションの重要性」「社員のやりがい」についてお伝えさせていただきたいと思います。

ミッションって大事?半信半疑からのスタート。

「ジョンソンさんの社員はすごくいきいきしていますね」

当社の視察に訪れる多くの会社の方々がそう言ってくれます。

ですが、もともとそうだったかといえば、そうでもありませんでした。
以前から、人を含めて良い資源はたくさんあると感じていたのですが、そのポテンシャルを活かしきれず、会社としての強みにいまいち欠けていました。

私自身、軸が定まらずモヤモヤしていたので、活かしようもなかったわけですが。


会社経営の勉強会などを通して、周りからミッションを作ることを勧められていたものの、その時はなぜ必要なのかがさっぱりわからない。


ミッションは作ったほうが良いよと聞くので、効果はどれほどなのか半信半疑ながら取り組んでいたというのが実際のところです。

〈ジョンソンホームズのミッション〉

私たちは、いつまでも続く、自分らしい幸せな暮らしをお届けします。

〈私たちが大切にする7つのこと〉

1.幸せな暮らしを増やすこと

2.自分らしく生きること

3.あなた想いであること

4.人とのつながりを大切にすること

5.常識にとらわれない自由な発想

6.やりがいを持って楽しく働くこと

7.社員みんなで会社を育てること

自分たちの会社は何のために在るのか、社員にはどう働いてほしいか、お客様にはどんな価値を提供するのか...
まずは、それまで考えたり口にしたりしてきたことを、改めて整理してミッションとして明文化しました。
それが、上記のミッション内容です。

共有・浸透ポイントは、ミッションミーティングを行うこと。

mission02.jpg

明文化はしたのですが、肝心な社員が受け止めている様子は見られず、どうしたら伝わるんだろうか...と、私のモヤモヤにはイライラも加わっていました。

そこで、まずは社員とのミッションミーティングなるものをスタートさせてみたのです。

これは、
「幸せって何だろう?」
「やりがいとか自分らしさとかって何だと思う?」

などといった投げ掛けに対して、社員自身が考えていることを、これまでの経験やいろいろな側面から話してもらう場として設けました。
自分事として考え発言することで、ミッションが社員それぞれ、腑に落ちるのではないかと思ったのです。


すると、「実はこんな機会を求めていたでしょ?!」と思わずツッコミたくなるくらい話してくれたのです。
特に中途入社した社員の思考がとても濃く熱かったことには驚きました。

私にとっても、様々な考え方を知ることはとても新鮮で、何だかワクワクするものを感じるようにもなっていました。
このミーティングを繰り返していくうちに、ミッションが社員の"内側"に行き渡っていくようになったのです。

ミッション共有後、社員が自ら走り出し輝き始める。驚く変化でした。

ミッションの共有・浸透で何が起こったかと言いますと、まず、明らかに社員がいきいきと輝き始めました。

私は自分が営業担当だったこともあり、会社の花形は営業職だろうと考えていました。
しかし、その思い込みは見事に打ち破られました。

営業以外の部署も、まさに目を見張るほど活性化し始めたのです。


例えばアフターメンテナンスの部署では、オーナー様宅に定期点検訪問する中で、何かプラスアルファでできることはないかと考えるようになりました。
積算部署では、お客様と対面する営業スタッフがもっと使いやすいようにやりやすいようにと、書類やら仕組みやらを検討して導入したり。

気がつけば社員が自発的に、お客様や仲間の役に立つことはないか、どうしたら自分たちがもっと楽しく働けるかを考え、とんでもなく走り出していたのです。


また、入社する社員が変わりました。
お客様、ひいては社会を幸せにする価値を提供しているという考えや、自分がどんな働き方ができるかに共感した人が入ってくるのです。


さらにいろいろな社員が輝き始めたことで、業績が大きく変わりました。
会社の業績は、お客様に喜んでもらうための過程を本気で楽しむこと、その社員たちの活躍が会社の利益や、新たな顧客サービスを生み出すことにつながっているのです。

社員は活躍するためにいる、と実感。

「お客様を幸せにする」という、自分の仕事の価値に誇りを持ち、その仕事によってお客様から感謝される喜びを得る。
喜びにあふれる彼らを見て、仕事で幸せを感じられるということがいかに大切であるか、また、これが自然な社員の姿なんだよなと実感したものです。

当社は現在、社員一人ひとりが自分の役割を認識し、みんなで同じベクトルに向かって行動するということが浸透し、そして、仕事を楽しもうという風土が醸成されつつあります。

この経験から私は、打ち立てたミッションが社員にとっての仕事の意味を大きく変え、やりがいを生み出すことに結びついたのだと確信しています。
決して大げさではなく、驚きと感動の連続という体験をさせてもらっていて、ちゃんとミッションをつくって良かったとつくづく思います。


社員はもっと仕事を楽しみ、輝くことを目指そうとして良いはずで、会社は社員を輝かせることで良い方向へと向かうサイクルが回り始めるのだとしたら、みんなが幸せになれるのにと思うのです。

もしモヤモヤを抱えているという経営者の方がいましたら、面倒でもまずはミッションをつくってみてはどうでしょう。
そのモヤモヤが、すっきりと晴れる日がくるかもしれません。

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