毎年実施しているジョンソンパートナーズ海外研修を11月22日~28日に実施しました。
今年は、世界一のスマートシティ「コペンハーゲン(デンマーク)」と、建築の街「ヘルシンキ(フィンランド)」を総勢13名で視察してきました。
前年に優秀な成績をあげられた加盟店スタッフをご招待する(=ご褒美)形式で20年近く実施しています(コロナ禍を除く)。
北欧のデザイナーとして真っ先に思い浮かぶのは、フィン・ユールやアルネ・ヤコブセン(ともにデンマーク)、そしてアルヴァ・アアルト(フィンランド)。当然、彼らの自邸や手掛けた建築物等はメインの視察先です。
ヤコブセンなどは家具デザイナーとして日本で有名ですが、ここに挙げた3名とも「建築家」です。
彼らにとって【建築】とは、「家」という箱だけでなく、家具や照明もセットでデザインして完結するもの、つまり住む人の暮らし全部をデザイン(創造)することが当たり前だったのだと思います。
北欧諸国は日照時間が短く寒いので、快適に暮らすには窓の位置や形状、家具の配置、照明のデザインなどは重要なファクターだったことを、現物を目の当たりにすると改めて痛感します。
ところで、私ども㈱ジョンソンホームズは、社名(ジョンソン)にある通り海外にルーツを持つ住宅会社です。
輸入住宅の部材を輸出するための会社を海外に設立し、その初代の社長がリチャード・ジョンソン。ジョンソン氏のネットワークで、住宅パーツのみならず、インテリアまでまるごと輸入して日本で建築する事業を1987年開始し、会社名をジョンソンホームズと定めました。
設立当初から、当社も北欧のように「照明や家具をセット」で提供することを文化としている珍しい住宅会社です。
ですから今回北欧諸国へ行ったことは、私たちの「原点」を再発見するための旅だったのかもしれません。
その他の北欧での「気づき」は改めてレポートさせていただきます。