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企業がエゴサーチを行う重要性は?効果的なSNSとの付き合い方も紹介

企業がエゴサーチを行う重要性は?効果的なSNSとの付き合い方も紹介

こんにちは。ジョンソンホームズFC事業部です。



企業がSNSを効果的に活用するには「エゴサーチ」が欠かせません。



ちなみに「エゴサーチ」とは、インターネット等で自社の評判や評価を確認する行為のことです。


自分(エゴ)+探す(サーチ)を合わせた造語で、若者は略して「エゴサ」ともいいます。



エゴサーチをすることで、自社に対する顧客の反応を確認でき、マーケティングツールとして生かすことが可能です。



今回は、企業がエゴサーチをする重要性とあわせて、効果的なSNSの活用事例についても紹介します。


企業がエゴサーチを行う重要性


エゴサーチはインフルエンサーなど、SNS上での有名人が自分の評判などを確認するものだと思われがちですが、企業もエゴサーチをすることでさまざまな情報が得られます。



自社の商品やサービスを利用した方の生の声や、苦情などを発見することも。



うまく利用できれば、お客様の意見を素早く商品やサービスに反映させることや、SNSを使って販促を行うことも可能になります




エゴサーチを行うメリット


企業がエゴサーチを行うメリットは、主に次の3点です。



  • ユーザーからの正直な意見を知ることができる

  • 低コストでさまざまな調査ができる

  • 炎上や風評被害の早期発見や対策ができる



それぞれ解説していきます。



ユーザーからの正直な意見を知ることができる


大半のユーザーは、商品に対する意見や要望があっても、企業に直接意見をすることはありません


また、意見をあげるユーザーが少ない場合は、特殊な意見の可能性もあり、声の大きい少数意見を鵜呑みにして商品やサービスを変更するのはリスクがあります。



SNSでは、匿名性が高いということもあり、正直な意見をあげている可能性が高いでしょう。


また、同じ意見が多ければ、多くの人がそのように感じていると判断できます。



あわせて、意見の多さで、企業や商品の認知度や人気の度合いを図ることもできるのです。



低コストでさまざまな調査ができる


一般的に、マーケティングリサーチなどを専門の業者に依頼すると多額の費用が発生します。


エゴサーチであれば、インターネットに接続できる環境があれば可能なため、低コストで実施できます。



エゴサーチの方法によっては、さまざまな切り口で感想などを調べられるため、使いこなせれば多くの情報を得られるでしょう。



ただし、検索に時間がかかってしまっては、人件費などのコストが多くなる可能性があるため、エゴサーチのスキルも重要となります。



炎上や風評被害の早期発見や対策ができる


エゴサーチを定期的に実施することで、自社の商品やサービスが思わぬ理由で炎上している場合や、デマなどの誹謗中傷にあっていることなどを素早く把握できます。



炎上や誹謗中傷については、影響が大きくならないように素早い対策が求められます。



普段からのエゴサーチで早期に発見し、対策を行うことが重要です。


中途半端な対応をすると火に油を注ぐことになりかねませんので、トラブル対処の専門家に相談することも対策としては有効でしょう。




エゴサーチを行うデメリット


エゴサーチを実施するにあたって、デメリットもいくつか考えられます。



  • 偏った意見を参考にしてしまう

  • 誹謗中傷や批判にダメージを受けてしまう

  • 有効な情報にたどりつけない



それぞれ解説していきます。



偏った意見を参考にしてしまう


自社の商品やサービスを使用しているすべての人が、SNSを使用しているわけではありません。


商品にもよりますが、とくに意見をあげる人は一部の利用者ということを念頭におかなくてはなりません。



SNSの意見をそのまま鵜呑みにするのではなく、自社でのアンケートを実施するなど多角的な意見も参考にしていくことが必要でしょう。



誹謗中傷や批判にダメージを受けてしまう


事業に関わっている人が直接マイナスの意見に触れれば、動揺したり落ち込む場合があるものです。



また、直接的に関わりはない立場にあっても、誹謗中傷や批判は言葉そのものがネガティブなものであるため、内容によっては気持ちが落ち込んでしまうこともあるでしょう。



お客様の素直な意見と認め、改められることは改めるなど社内でのルールや対応方法なども話し合っておく必要があるでしょう。



有効な情報にたどりつけない


いくらエゴサーチをしても、SNS上で意見がそれほどあがっていない場合は、情報にたどりつけません


または、リサーチ方法によっては、有効な情報にたどりつけない可能性もあります。



そのような場合は、自社の商品やサービスがSNS上で多く取り上げられるようになるよう、仕組みづくりも必要となります。


XやInstagramを効果的に使い、自社の商品やサービスがSNS上で取り上げられるような対応をしていきましょう。



しかし、エゴサーチをしてみたものの、ほとんど意見・口コミが見つからない...というケースも。


知名度の高い企業でない限り、「まずはSNSへの投稿数を増やす」というところが課題になることも多いでしょう。


エゴサーチで企業に関する情報の投稿が少ないと感じたら


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住宅業界のお話になりますが、最近住宅購入を検討されている方は、SNSのとくにInstagram検索を利用される方が増えています。



ジョンソンホームズでも「Instagramで検索しました」という方が非常に多くなっています。


これは「SNSの投稿は、個人が行なっており、口コミにより近い情報がSNSには多くあるので信憑性がある」と思われているからです。



しかし、実はジョンソンホームズも、以前は「#ジョンソンホームズ」の投稿が少なかったんです。



ジョンソンホームズも例に漏れず、「エゴサーチをしてみたところ、あまり自社に関する意見が上がっていない」パターンであることが発覚。


「そもそもユーザーが参考にできる情報がSNS上に少ない」という課題が浮き彫りになったんですね。



2019年5月にSNS研修を行うまでは、投稿数は1,000件あるかないかくらいの少なさでした。


それが、2024年4月時点では、約1.7万件まで増加しています。


Instagram.jpg


このコラムを読んでいる方も、今すぐInstagramで自分の会社名や自分の商品名を検索してみてください。


Instagramでエゴサーチをする場合は、ハッシュタグ(#)を用いて検索してみましょう。


ハッシュタグ(#)のあとには、企業名のほかに商品名やサービス名、ニックネーム、キーワードなどを入力して検索をします。



投稿数はどうでしょうか?


極端に少なかったりしませんか?



また、自分たちの会社で自分たちの商品などをSNSで発信している方はどのくらいいるか調べてみたことがありますか?


意外と少ないと思いますよ。



「ビジネスアカウント(会社名の公式アカウント)は投稿しているけど」という方もいらっしゃるかもしれません。


ただ、その投稿のいいね数やコメント数ってどうでしょうか?



僕たちもまだまだ上手に運用ができているとは言い切れませんが、キレイな写真(プロが撮影した写真)は頑張ってアップしているのになかなかコメントがつかない。



それって、どの住宅会社のInstagramの投稿を見ても同じ感じになっていると思いませんか?


頑張って(仕事として)投稿している方の多くは写真+コメントちょっと+5個くらいのハッシュタグでの投稿だったりもします。



Instagramの仕様は30個までのハッシュタグを使用することができるので、まずはフォロワーを増やしたりいいねを増やすことを考えてほしいのでハッシュタグは30個をつけるべきだと思います。



自分の会社のSNSで自分たちの商品が全然投稿されていなくて、魅力を伝えきれていないことがエゴサーチで発覚したのであれば、これからは投稿内容を見直して再スタートすることをお勧めします。



ジョンソンホームズでは、実際にジョンソンホームズブランドで家を建てたスタッフが数多く在籍しています。


自然にオーナー様のご意見が上がってくることばかりに頼るのではなく、自社のスタッフからどんどん住んでみた実際の感想やリアルな暮らしを発信するのも一つの手です。



特に住宅の場合は大きな買い物です。


それを自社のブランドで建てるということは、「自社製品が好き」「自社製品が良い!」という一つの証明にもなるでしょう。



SNSは、拡散性が高いというメリットがあります。


そのように上手にSNSを活用して、まずは知名度の向上、そして企業を知ってくれたお客様に多くの情報を届けられる状況を作っていけると良いでしょう。





工務店に適したSNSの種類や活用方法は、こちらのコラムで詳しく紹介しています。


ぜひ参考にしてみてくださいね。


工務店に適したSNSの種類とは?活用方法から事例まで徹底解説


工務店がインスタグラムで集客を成功させるコツとは?手順も解説


企業もエゴサーチを行いマーケティングに活かそう!


企業もエゴサーチを行うことで、マーケティングに大きな効果をもたらします。



エゴサーチのメリットとしては、お客様の生の声が聞けたり、苦情や要望などを素早く確認できたりなどとあわせて、炎上や誹謗中傷に対し早期対応ができるといったこともあるでしょう。



逆にデメリットとしては、偏った情報を信じてしまう、情報が思うように取れないなどが考えられます。



情報があまり取れない場合は、SNSの運用方法に問題があるかもしれません。


営業担当が自分自身の言葉で発信することや、毎日投稿を続けることなどで、多くの意見があがり、効果的に情報が得られるようになります。



企業も今後は、エゴサーチをしながら効果的なマーケティングを行うことが重要になるでしょう。



ジョンソンパートナーズでは、自社が20年間で20棟/年から300棟/年まで成長してきた工務店経営実績と、全国50を超えるフランチャイズ加盟店舗様への経営支援ノウハウを基に、住宅フランチャイズ支援を通じて住宅会社の経営者様へ業績向上のサービスを行なっております。



ジョンソンパートナーズではほかにも、ビジネスに役立つ経営のヒントをたくさん発信しています。


会社運営に悩んだらぜひ参考にしてみてくださいね。



この記事を書いた人

ジョンソンホームズ スタッフ

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株式会社ジョンソンホームズ FC事業部

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