経営コラム

#組織

部下を育成するポイントとは?達成する部下の育て方を解説!

部下を育成するポイントとは?達成する部下の育て方を解説!

こんにちは、ジョンソンパートナーズの川田です。



会社経営・組織運営をしていくうえで、人材の育成は重要課題です。


「指示通りに行動はしてくれるが、なかなか自分で考えて動いてくれない」


なんてことはよくあります。



しかし、それは上司の接し方ひとつでガラッと変わります。



部下が自ら率先して業務にあたっていくようになると、今までとはけた違いのスピードで成長していきます。


そのポイントは、ずばり「解決策を教えない、考えさせる」こと。



今回は達成する部下を育てるためのポイントをお話しします。


達成する部下を育成する重要性


達成する部下の特徴は、ずばり「仕事をどれだけ自分事として考えられるか」です。



目標達成意識が強い人材には、下記のような傾向があります。



  • 自分に与えられた目標を達成するために何をしなければならないかを理解している

  • 自分で考え行動・実践し、数字を作り上げていく能力がある




このような部下の育成は、企業の成長に欠かせません。



リーダークラスの部下を社内で育てることによって、自社の業績を向上させるだけでなく、ビジネス戦略にも貢献できる人材の確保に繋がります。


達成する部下を育成する育て方のポイント


優秀な部下イメージ.png


自走してくれる人材を育てることはなかなか容易ではありません。



どのようなポイントを意識することで、そのような部下の育成ができるのでしょうか。


私たちジョンソンパートナーズが考える「達成する部下」育成の秘訣をご紹介します。




解決策を教えない


自らの仕事を自分事化して目標達成に力を注ぐ部下を育てる秘訣は、上司が部下に対して「解決策を教えない、考えさせる」を徹底することです。



一見不親切なようにも見えますが、上司が手取り足取り教えてしまうと、仕事を任せられていると感じにくかったり、失敗した時などに自ら考えて改善する意識が生まれません。



日々の業務改善を考える機会がないと、なかなか部下が成長できないため、いつまで経っても上司が業務に関するすべての指示を行わなければならなくなってしまいます。




指示を与えない


上司はほとんどの場合、部下よりも仕事経験が豊富なことが多く、業務をより効率良く遂行することが可能です。



そのため、部下の非効率な行動を目の当たりにしてついつい細かなアドバイスをしてしまいがちです。



その場の解決にはこれが一番早いのですが、指示を受けた部下は考える時間を与えられずに答えにたどり着いてしまうため、成長機会を喪失します。


ここは、グッとこらえて部下が自ら答えを出すまで具体的な指示を与えないのが鉄則です。




必要な情報はしっかり与える


解決策や指示を直接与えないことは部下の成長に必要ですが、解決策に繋がる情報に関しては出来る限り共有しましょう。



上司と部下では階層が違うため、どうしても入ってくる情報量に差が生まれてしまいます。


お互いの情報量に乖離があると、導き出す答えが変わってしまいます。



解決策を教えずに考えさせるためには、上司が積極的な情報開示・提供を行うことがとても大切です。


部下に考えさせる前に、打ち合わせや情報すり合わせの時間も設けましょう。




計画から作らせる


目標を達成するには、自分で考えて行動することが重要です。


成長を促したい部下には積極的に計画を作らせましょう。



計画を作るには、言われた通りに行動するのではなく自身で目標達成のために何が必要かを考える必要があります。


そうすると、より自分事ととらえて業務にあたるようになり、本気度が増してPDCAを回すスピードが上がります。



また、日々の行動計画、毎月の達成計画、年間計画など、スタッフの成長度に合わせてより大きな計画を立てられる裁量を渡していくことも重要。


目の前の仕事だけではなく、会社または業界全体を広く見渡せる力がつきます。



部下の視野を広げるためにも、戦略部分の「視える化」が欠かせません。


ミッションやビジョンなど会社が目指している方向性を明示したり、組織のルールや人材育成の方法を仕組化したり、目標達成までの道筋を数字で表せるようにしましょう。




目標達成を行動(DO)でチェックする


目標達成は出来るだけ細かい行動に落とし込み、一つ一つの達成度をチェックしましょう。


そうすることで、達成しなかった時に何が原因だったのかを指標計測ですぐ振り返ることができ、素早く原因究明と改善が行われるようになります。



反対に大きな目標だけがある状態で、行動目標が定められていない場合、失敗した時の原因究明や改善が困難になります。


また、上手く行った時にも「何がよかったのか」がはっきりせず、再現性が低くなってしまい、成績の浮き沈みが大きくなってしまうことも。



成長するためには成功に再現性を持たせたり、上手く行かない場合の改善手法をノウハウとして貯め、次に活かしていくことも大切です。


そのためにも、目標を達成するための行動指標設定と上長によるチェックは必ず行うようにしましょう。


部下を育成するポイントをチェックして失敗しない育て方を


自ら目標を達成してチームを牽引する部下を育てることは、会社の業績向上や将来戦力となる中核人材を確保することにも繋がります。


企業の成長にとって、欠かせない課題です。



企業・組織が大きくなってくると、今まで通用していた属人的なマネジメントが通用しなくなるため、ポイントをしっかり押さえて部下の育成をしていくことが大切です。


社員を自ら目標達成に向かう「仕事の自分事化」が出来る人材に育てていくためにも、戦術の部分は手取り足取りただ解決策を教えることはやめましょう。



目標達成の道筋から考えさせ、行動に落とし込んだ計画を立てさせることが大切です。


自ら考えた行動計画は他人や上司の指示よりもやり切る傾向が強いため、おのずと目標達成率が上がっていきます。



ジョンソンパートナーズでは、住宅フランチャイズとして住宅商品ブランドのご提供のほか、チームをマネージメントする加盟店様の責任者に寄り添って、組織運営・業績向上の支援を行っております。



会社の規模拡大や若手人材、営業組織をマネジメントする人材の育成にお悩みの住宅会社経営者様は是非一度ご相談ください。



また、Facebookでも日々中小企業の経営者様が抱える経営課題の解決に繋がるような発信をさせていただきます。


よろしければフォローをお願い致します。


FB誘導バナー.png


ジョンソンパートナーズでは他にも、ビジネスに役立つ経営のヒントをたくさん発信しています。


会社運営や社員のモチベーションなどで悩んだら、ぜひ参考にしてみてください。


この記事を書いた人

川田 新平

川田 新平

株式会社ジョンソンホームズ 常務取締役
ヤマチユナイテッドグループ 常務取締役

企業ビジョンの明文化、共有・浸透を図ると同時に、社員の主体性を引き出して活かす組織風土を構築。自社を新たな成長軌道に乗せると共に、「グレートカンパニー」へと導く。