経営コラム

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社員のやる気や行動が変わる"褒めかた"|会社のトップが褒める効果とは?

社員のやる気や行動が変わる"褒めかた"|会社のトップが褒める効果とは?

こんにちは、ジョンソンホームズの川田です。


住宅営業は、マイホームという人生で最も大きな買い物をされるお客さまの信頼に応えていくやりがいや充実感、感謝の言葉をダイレクトに聞ける喜びがあります。


また、契約を取れば利益につながり、会社と同僚にも貢献できる幸せな職業だと思います。


しかし、これらのことを体感することができなければ、つまり、売れなければ仕事は楽しくなく、所得も変わらず、辛いばかりかもしれません。


ところで工務店の経営トップの皆さんは、社員を褒めるということをされているでしょうか。


私は褒める活動をずっと続けてきているのですが、このことは社員の成長や業績アップと無関係ではないと感じています。


今回は「褒めること」について取り上げます。


ちなみに、褒めると言っても解釈は人によって違うかもしれません。


辞典には「褒める」の意味は「物事を評価し、よしとしてその気持を表す。たたえる。」とありました。


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みんなの前で褒めるメリット


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褒めることは、様々なメリットを生みます。


当社では、業績情報を開示し、全社員に向けたオンライン朝会で共有しています。


具体的には事前指標の進捗状況、契約発表、引き渡し発表、各種数字に関するランキング発表、週間MVP発表などを行っており、現在は主にこの朝会を褒める場としています。


たとえば週間MVP発表では、部署やブランドチームのマネージャー(上司)が自チームのメンバー(部下)から事前にMVPを選出し、選んだ理由とともに報告を受けた私が、発表しています。


選出理由は数字に限りません。日々の光る行動から、チーム・会社への貢献からなどさまざまです。


発表時は、その社員の行動・活躍に対して、褒めたり喜んだり感謝の言葉を伝えたりしています。


ほめられた人の行動が変わる


面白いのは、一度MVPに選ばれると再び選出される社員が続出していることです。


上司が自分を見て行動を認めくれて、さらに会社のトップから、みんなの前で「ここが凄い!」と褒められる。


褒められたことで初めて「評価されるようなことだったんだ・・・」と気づく人もいます。


なんとなくやってたものの、全社員の前で褒められちゃったからには「継続していこう」と思うわけです。


そうしてまた褒められる、というサイクルに突入していき、行動が変わっていきます。


この経験は、MVPに選ばれた社員に自信をもたらしているのではと考えます。


組織の雰囲気・社風が変わる


また、発表を聞いている周りの社員にとっては刺激となっているのか「褒められていることを真似しよう」「もっと自分も頑張ろう」などと、行動量や頑張り度が上がっているのが見てとれます。


会社のトップとして褒めることで、経営陣のやりたいことや評価に値することが社員に見えるようになります。


目が向いていなかったことに気づきを得ることが出来るため、組織全体でモチベーションが上がっていきました。


いまでは褒めることが、こういったプラスの連鎖が起きるきっかけになっていると確信しています。


営業マンの成果をしっかり褒める


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住宅フランチャイズ・ジョンソンパートナーズでは週1回、オンライン情報共有会を実施しています。


この場でも私が契約者発表やMVP発表等を受け持っています。


一つひとつの契約には、自身の業績に関することやお客さまとの関係など、担当営業さんのストーリーがあります。


加盟店さんを担当する本部のスーパーバイザー(SV)が、その一つひとつの契約に対して熱い思いを込めたコメントを寄せることも重なって、発表する私もいつも熱が入ります。


私は加盟店の社員さんをウチの社員のように思い、工夫や努力のプロセスも含めて、契約という目標に到達したことを思いきり褒めています。


住宅営業マンには、売れる時と売れない時がある不安定な時期が訪れます。


売れない時期は辛いものです。


売れない時を経験して売れるようになったことに対して、獲得した1棟の契約が自身にとってどういう意味を持つかなど、細かな辛さを分かってあげた上で、1棟の契約に意味づけをしてメッセージをお伝えするようにしています。


オンライン配信をスタートしてから売れ始めた営業さんもいるため、褒めることが少なからず影響しているのではないかと感じています。


これまで何度かお伝えしてきましたが、ジョンソンパートナーズでは、加盟店さんに対してパートナーに寄り添うような親身な支援を、と活動しています。


契約に至るまでの背景も把握しているからなおのこと、一人の1棟の契約がとても嬉しいのです。


もしかすると、契約を決められたご本人以上にスーパーバイザーも私も喜んでいるかもしれません。


私はずっと社員を褒める活動をしています。


トップが褒めるという行為は、やる気を引き出したり、期待に応えようと成果を出すための行動を起こしたり、効果が出ているのではと考え、続けています。


まとめ


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ジョンソーンホームズでは、8~9年ほど前から社内に「価値発見の達人」「ほめる達人」を増やす取り組みとして一般社団法人 日本ほめる達人協会の札幌支部を務めていて、グループ社員全員がほめる達人協会の検定を受け「ほめ達3級」以上を所持しています。


また、自社だけではなく札幌の企業・個人に「ほめ達」になるための情報発信やセミナーを実施しています。


トップが褒める、社員が同僚や後輩を褒める文化が形成されることは、やりがいや充実感を上げるとともに業績の向上に直結しています。


詳しい事例などご興味がありましたら是非一度お問合せ下さい。



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この記事を書いた人

川田 新平

川田 新平

株式会社ジョンソンホームズ 常務取締役
ヤマチユナイテッドグループ 常務取締役

企業ビジョンの明文化、共有・浸透を図ると同時に、社員の主体性を引き出して活かす組織風土を構築。自社を新たな成長軌道に乗せると共に、「グレートカンパニー」へと導く。